こんにちは。
えりこです。
今日は映画の紹介をします。
「パリ20区、僕たちのクラス」です。
仏題は「Entre les murs」です。
第61回カンヌ国際映画際でパルムドールを受賞した作品なのですが
私にとっては思い出の作品です。
というのは留学中の最後の学期でこの原作を読み授業で勉強し
映画も見に行きました。
内容としてはパリ20区のZEPと言われる教育優先地区の中学校を舞台にしている
ドキュメンタリータッチの作品です。
原作者のフランソワ・べゴドーが担任役で出演してその他の生徒たちは
演技経験がない素人です。
細かい台詞は決まっておらずアドリブで演技をしています。
担任は国語の教師でありつまりフランス語を教えるのですが、
いろんな国出身の子どもたちがいるため一筋縄ではいきません。
生徒たちの迫力のある自然な演技が素晴らしく
また、度々起こる担任教師と生徒たちの衝突が非常に緊迫感があって
フランスのZEPの一教室を実際に見ている感じがしてきます。
本のスタイルを体現した素晴らしい作品だと思います。
フランスが抱える現状をこの映画を通して考えることが出来ると思います。是非ご覧ください。
岩波ホールで現在公開中です。
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