今回は、今までしてきたフランスとフランス語に関わる仕事についてお話しさせて頂きますね。
アンジェでの1年間の留学の後、「もっとフランス語を勉強したい、これからは、フランス語を使う仕事をしたい!」が、私の切なる願いでした。
まず、大学に社会人編入をすることで、フランス語の勉強を続けられる環境を確保し、それからアルバイトを探し始めました。
初めてのフランス語を使う仕事は、通訳の仕事でした。フランスには、「花の街コンクール」があるのですが、コンクールを主催する委員会の代表が、日本のいくつかの都市で、講演会を行うのに数日間随行し、旅行中も講演会もつきっきりで、通訳をする仕事です。
朝から晩まで、3度の食事中も、フランス語から日本語、日本語からフランス語と、絶え間なく通訳をするのは、とてもハードで(最初は、通訳をしながら食事をとるタイミングもわからず)4,5日で数キロ痩せてしまいましたが、通訳することがどういうことなのか、その難しさや、やりがいを理解できる仕事でした。
その後、NHKの「映像の世紀」という番組の制作チームで、長期のアルバイトをしました。当時の映像や証言をもとに、20世紀を描く番組だったのですが、仕事の内容は、第一次世界大戦後から第2次大戦にかけてのフランスの当時のニュースなどの映像を見ながら、ナレーションを訳すことでした。膨大な映像の量で、人手が足らず、時間があればNHKでモニターの前に座って、フランス語を聞いていました。当時のニュースや映像を見られたことは、とても興味深く、またヒアリングの特訓にもなりました。
大学卒業後は、フランスの有名ブランドが作る協会、コミテコルベールのPRをする会社に入りました。シャネル、エルメスなど、日本でも有名な人気ブランドは、フランスでは、職人の伝統と技術の賜物とされています。
そのことを日本に広めるために、シャネルの服を作るクチュリエ、ルイ・ヴィトンの鞄を作る職人などを日本に招いて、デモンストレーションを行うフェスティバルの開催に関わりました。プライベートでは、フラブランド品には縁のない私ですが、実際に職人さんがどのように作るのかを見て、またフランスから来日した各ブランドの社長さん達が、自分たちの商品にかける情熱を熱く語るのを間近で聞いて(エルメスのデュマ社長は、少年のようないたずらっ子な面も持っていて、とても印象的だったのを覚えています)身近なものになりました。
また、コミテコルベールのスタッフを始め、フランスから来日した、各ブランドのお偉方、職人さん、インテリアコーディネーター等、それぞれの道のプロと、直接、間接的に接したり、一緒に仕事をしたことは、未知の世界を体験するような、学びの連続でした。
その後、縁あって、エコールサンパで勤務をすることになります。
サンパに勤務して13年になりますが、5年前から留学・フランス滞在業務を担当しています。フランスの留学や旅行の経験を生徒さんとシェアすることができる、この仕事が大好きです。
次回は、留学・フランス滞在サービスについて、お話しさせて頂きますね。
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