皆さん、こんにちは!
今回は、山羊のチーズ(fromage de chèvre)の代表格、Crottin de Chavignol (クロタン・ドゥ・シャヴィニョール)をご紹介したいと思います。
まずは、語源ですが、Crottin(クロタン)とは、山羊や馬などのフンを意味し、このコロコロと比較的小さくて丸い見た目がそれに似ていることから来ています。そして、Chavignol(シャヴィニョール)とは、地名です。
熟成度によって味は、もちろん変わってきますが、とても若いものであれば、フレッシュチーズに似通った感触で、酸味も感じます。
熟成が進んでいるものであれば、硬さもハードチーズに少し近くなります。
ほんの少しのかけらでも、味が主張の強いものになり、少し舌にピリピリとした感覚があったりします。もちろん、山羊臭さ!?的な独特の香りも強く放つのですが、それが苦手な方と大好きな方と二手に分かれますね。
ちなみに私は、この山羊臭さが、大好きです。
← ご想像通り、この黒っぽいのはカビです。こういったカビが全くついていない、真っ白なものは、まだ熟成が進んでいないもので、黒々くカビがついているものほど熟成が進んでいるものです。
若いCrottin de Chavignol (クロタン・ドゥ・シャヴィニョール)は、バラバラにして、胡桃などと一緒にサラダに入れて食べるととてもおいしいです!この場合、やはりドレッシングはvinegrette(ヴィネグレット=フレンチドレッシング)が合うと思います。また、野菜ですとendive(アンディーヴ=ちこり)と相性が良いと思います。
また、生ハムなどと一緒にサンドゥイッチに入れたり、トーストにのせて軽く焼くのはもちろん、蜂蜜や干しぶどう、干しいちじくなどのドライフルーツと一緒に食べるとchèvre独特の臭みが和らぐと同時に風味が増してお薦めです!
←スライスしたCrottin de Chavignol (クロタン・ドゥ・シャヴィニョール)をTartine(パン切れ)にのせて、かる~~く焼いたものです。
また、Crottin de Chavignol (クロタン・ドゥ・シャヴィニョール)に合うワインの一つとして、le vin de Sancerre(サンセールのワイン)をお薦めします。
Chavignol(シャヴィニョール)とSancerre(サンセール)は地理的にご近所ですので、相性もバッチリなのです。
ちなみに le vin de Sancerre(サンセールのワイン)は、sauvignon blanc(白ソーヴィニョン)で作られており、 味の特徴として、グレープフルーツなどの柑橘系の味や白いお花系の香りがする辛口で繊細なタイプの白ワインです。
このle vin de Sancerre(サンセールのワイン)を飲む際に、チーズを選ぶとすれば、主に山羊のチーズ(fromage de chèvre)が合うでしょう。
山羊のチーズ(fromage de chèvre)が苦手な方は、結構いらっしゃるのではないかと想像しますが、このように合わせるワインや野菜、フルーツなどで、味も少しずつ変化したりしますし、料理の仕方で、それまで苦手だったのが、大好きになったりするチャンスもございますので、ご機会がございましたら、是非試して頂きたいと思います。
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